進む温暖化の中で、熱中症と冷房の弊害から、子供、若者、お年寄り、ペットを守る
断熱材は熱伝播遅効型熱吸収材料であり、熱を撥ね返すことの出来る材料ではありません。断熱性能を向上させるということは、吸収する熱量を増やし、熱の伝わる時間を稼ぐということと背中合わせです。
そして、吸収する熱量が多ければ多いほど、冷めにくくなるのです。だから、陽が沈んでからも建物内が暑く、外の方がよほど涼しいということになるのです。
要は、真夏にダウンジャケットやセーターを着て涼しいですかということです。
そこに温暖化が拍車を掛けますから、夏には冷房なしでは過ごせないような家になってしまうというわけです。
四六時中とは言わないまでも、多くの時間を冷房の効いた空間で過ごす乳幼児は、汗がかけない、あるいは汗をかきにくい体質になりやすく、低体温症や熱中症になりやすいなどの重大な弊害が生じます。
そのような体質になるかどうかは、3歳までに決まってしまいます。そして、そのような体質のまま成長した若者は、汗をかくような労働を伴う仕事には就きにくくなることでしょう。
そして、お年寄りの多くは、人工的な冷気を好みません。このことが熱中症にかかるお年寄りを増やす大きな要因となっています。
さらに、犬や猫などは、肉球などの限られた部分でしか汗をかくことが出来ず、人より熱中症になりやすいという現実があります。
これらのことを考慮すれば、冬は暖かく、夏は冷房なしでも過しやすい家づくり、建物づくりが望まれるのではないでしょうか。
そして、それをコスト的にも施工的にも負担の少ない中で実現する、それが私たちの思いであり、家づくりです。
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