白アリ対策

安心安全の防蟻処理

目やコンタクトレンズの洗浄にも使用されるホウ素を主成分とした安心の防蟻剤

施工の様子ほう酸塩鉱物ちょうどお子さんの手の届く高さに施される防蟻剤。そしてその手をなめてしまったら・・・。だから、一般的に使われている合成ピレスロイド系、ネオニコチノイド系などの農薬成分で処理するのではなく、安心安全でかつ防蟻効果の高いものを使用しています。

土台に国産檜(ヒノキ)を使用

国産の檜国産の檜にはシロアリが嫌うテルペン系のフィトンチッドが多く含まれており、シロアリの被害に強いことが確認されています。建築基準法でも檜がシロアリを寄せ付けない特性を持つことから、一定の条件を満たせば薬剤散布によるシロアリ駆除対策を講じなくても良いとされています。

防湿シートと全面コンクリート(ベタ基礎)で地中からの湿気をシャットアウト

全面コンクリート防湿シート栃木に棲息するヤマトシロアリには湿気が大敵。地中から床下への湿気の侵入をどう防ぐかは、シロアリ対策の大切なポイントです。

ホウ素系防蟻剤は安心かつ高耐久です

■高い安全性

主成分であるホウ素は大変安全性が高いものです。ホウ素は自然界ではホウ酸やホウ酸塩として存在し、海水や温泉水中に多く含まれています。また、植物にとって必須微量元素であることから、人間も野菜や果物で常に摂取しており、目薬やソフトコンタクトレンズの保存液などにも使われています。また、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分の吸収にも効果があるといわれており、サプリメントに配合されていることもあるようです。

人間などのほ乳類がほう素を必要以上に摂取した場合は、腎臓の浄化作用で短期間に排せつされます。ほ乳類にとっての急性毒性は食塩と同程度で、少量口に入ったり吸入してしまったりといった程度では全く問題にはなりません。もちろん量の問題はあります。排せつされる量を超えて短期間に大量摂取すれば問題が出てきます。ただしそれは、醤油を一気飲みすると生命に危険が出るのと同じようなものです。

当社では念には念を入れ、幼児等による万が一の誤飲事故を防止するために苦味成分を配合しています。更に、ホウ酸塩は非常に安定しており揮発蒸発することがありませんので、お部屋の空気を汚しません。現在では建築基準法の改正によりクロルデン・クロルピリホスといった効果が長く持続する神経毒性を持つ農薬系有機薬剤の使用は禁止されました。

しかし、現在一般的に防蟻に使われている合成ピレスロイド系、ネオニコチノイド系などの農薬成分についても、胎児への影響などが懸念されています。そして、それらの農薬成分は揮発・分解してしまいますが、シロアリ被害を食い止める必要悪との見方から使用が認められているのです。
シロアリ退治

■高い耐久性

無機物のため分解されることがなく、高い効果が理論上半永久的に持続します。一方、現在一般的に使用されている防蟻剤は約5年で分解されてしまうために、5年に一度の再工事の必要があります。壁内の木材は事実上再施工が難しく、それは土台・床下に防腐防蟻(シロアリ)薬剤が散布されている場合に居住スペースが農薬成分に直接さらされることを意味します。

現在、木造建築の防蟻剤として使用が認められているものには、アレスリン(合成ピレスロイド)・イミダクロプリド (ネオニコチノイド)・シプロコナゾール(トリアゾール)等がありますが、いずれも持続効果は短く、平成13年の日本シロアリ対策協会通達では「薬剤の持続効果は最大で5年間」「5年を目処に再処理を行う」などの旨が確認されています。

つまり、再処理しない限り5年後にはシロアリに対して無防備になってしまいます。5年毎に再処理することを前提に使用されている防蟻剤ですが、現実には壁内部の処理は難しく、床下など再処理が可能な場所であっても疎かになってしまいます。

■その他にもありがたい効果

ヒラタキクイムシなどの食材甲虫にも同じ作用をもたらします。シロアリ対策を施すことは当たり前となっていますが、この地域でもヒラタキクイムシの被害も時々見受けられるのが実情です。
また、木材腐朽菌、カビ菌などの菌類にも有効ですので、こういった点からも長寿命 の家づくりに寄与します。更に、防錆性能があることも実験から明らかになっており、金属腐食を防ぐ傾向がみられ、接合金物を腐食から守ることにもつながります。

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