熱移動について考える④
輻射熱(放射熱)
あらゆる物質は熱を放射(※1)しています。ただしそれは電磁波として放射されており、電磁波そのものには熱はありません。
しかし、電磁波が物質に衝突することで物質の分子が振動し、熱が放出されます。
電子レンジは電磁波を発生させることにより、レンジ内の食品の分子に超高速で振動を与えることで(2.4GHzであればなんと1秒間に24億回もの振動を与えます)、食品に熱を移動しています。
太陽からも熱線が出ています。しかし、その熱線は全く熱を帯びていません。ところが、地球の大気中にある水分粒子やダスト、さらに地表や建造物などに衝突することでそれらの分子を強く振動させ、熱が放出されることとなります。
※1
温度は物質の熱振動をもとに規定されており、下限が存在します。
そしてそれは、熱振動(原子の振動)が小さくなりエネルギーが最低になった状態のことです。
この時に決まる下限温度が絶対零度(-273.15℃)と呼ばれ、古典力学では原子の振動が完全に止まった状態であると考えられており、その場合には熱が放射されないということになります。
資料のご請求、お問合せは
株式会社相互企画 山崎まで
栃木県那須塩原市南郷屋4-16-1
0287-36-3925
関連記事
-
> 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応33
-
> 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応32
-
> 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応31
-
> 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応30
-
> 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応29
-
> 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応28
-
> 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応27
-
> 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応26
-
> 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応25
-
> 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応24
ブログ|山崎ブログの最新記事
- 12月03日 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応33
- 12月02日 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応32
- 12月01日 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応31
- 11月30日 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応30
- 11月29日 危うさを増す温暖化の抑制と重要性を増す温暖化への適応29
カテゴリー
カレンダー
月火水木金土日
アーカイブ
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2019年1月
- 2018年12月
- 2018年11月
- 2018年10月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2017年3月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月