お湯の保温でオモシロ話し(オール電化は本当にエコ?)
本日はお湯に保温にまつわる面白いお話を一席。
魔法瓶業界では以前から、発泡ウレタンでは熱が伝導し、逃げていくので使えないといってきました。
一方でエコキュート業界では、貯湯ユニットの保温をグラスウールやポリエチレンフォームを経て、2014年にやっと発泡ウレタンにすることに辿り着きました。
ここで皆さん、ちょっと考えてみて下さい。魔法瓶に求められる機能はなんですか、エコキュートの貯湯ユニットに求められる機能はなんですか。
そうですよね、どちらもお湯を保温することが求められる機能です(魔法瓶は冷水の保温にも使われますが)。
にもかかわらず、片や発泡ウレタンは使えない、片や最先端で発泡ウレタン、これって面白いと思いませんか。
またまたここで、皆さんに質問です。ご家庭で大量にお湯を使うのはいつでしょう。
皆さん全員がこう答えることでしょう、入浴時、つまりお風呂。
じゃあ、次の質問です。お風呂には何時頃入りますか。
そうですね、だいたい午後8時頃でしょうか。
ところで、現在の東京電力さんのオール電化ご家庭向けは、午前1時から午前6時までが、深夜電気料金となっています。
つまり、朝の6時までにお湯を沸きあげるということです。そのお湯を14時間後まで熱の逃げていく保温材で貯湯し、大量に使うというのが実情なのです。
エコという観点からいえば、入浴する直前にお湯を沸かすということが望ましいといえないでしょうか。
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